投資を楽しく続けるための
「割り切り」とは?
『お金はこれで増やせます 失敗したくない人のための投資の教科書』(節約オタクふゆこ 著、アスコム、税別1700円)拡大画像表示
わたしの場合、資産の約7割にあたるコア投資をインデックスファンド(オルカン)で運用し、残りの3割をサテライト投資として日本高配当株や米国高配当ETFによる「高配当株投資」に充てています。
サテライト部分では、米国高配当ETFや日本株の高配当銘柄に分散投資し、安定した配当収入を狙っています。
わたしはいま30代前半で単身、当面は労働収入もあるという状況です。つまり、「リスク許容度が高い」状態にあるのです。
このライフステージだからこそ、あえてサテライト投資を3割まで高め、「より多くの配当金を得る=投資を楽しむための原動力」にしています。
株式投資は長期戦なので、数字だけを追っていると途中で飽きてしまうことがあります。その点、定期的に配当金という“ご褒美”が入ると、投資を続けるモチベーションがぐっと上がるのです。
また、わたしのポートフォリオは、コアもサテライトも合わせると約90%が株式投資という、かなりリスクの高い構成です。
2008年のリーマンショックでは、オルカンもS&P500も50%以上下落するような大暴落となりました。これから20年、30年と長期投資を続ければ、それ以上の暴落が起きる可能性も十分にあり得ます。つまり、資産の約90%を株に投じるというのは、「最悪、資産全体の半分近くを失うかもしれない」という覚悟を持つことでもあります。
歴史を振り返れば、リーマンショックも、ITバブル崩壊も、コロナショックも、どれも最初は「これで投資の世界は終わった」といわれました。でも、時間が経てば株価は必ず回復してきたのです。回復までの期間が5年なのか10年なのかはわかりませんが、30代のいま、単身で自分ひとりを養えばいい身としては、「回復までの期間は資産が半分でも生きていける」と割り切っています。
コア投資のインデックスファンドは、暴落してもやがて回復する可能性が高い“粘り強いタイプ”といえますが、一方、わたしのサテライト投資(高配当株・高配当ETF)のなかでも個別株については、暴落で半減どころか倒産ですべて消える可能性もある“短命タイプ”です。
だから、わたしのサテライト3割の半分、ポートフォリオ全体の13.4%を占める個別株は「すべて失ってもなんとかなる資産」という考えです。いわば、リスクの“実験枠”のような扱いといっていいでしょう。投資を楽しむ余裕は、こういう「割り切り」から生まれるのかもしれません。







