筆者のポートフォリオを
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サテライトの比率をどこまで上げるかは、自分の「リスク許容度」と相談して決めます。厳密に数値化して検討するなら、先の「現代ポートフォリオ理論」で説明した期待リターンとリスク(標準偏差)を使い、サテライトの割合を5%高めるごとにポートフォリオ全体のリスク、リターンを算出して検討するといいでしょう。
ただ、そんなふうに精密に分析するのは、株式投資中級者以上の人が行う、レベルが高い行為といえます。投資初心者は、サテライトの割合を1割くらいに設定し、投資の成果や慣れに合わせて高めていくのが安全だと思います。
SNSやYouTubeでは「投資初心者はインデックス投資だけをするべき」という、サテライト投資否定論をよく見かけます。それはそれで、最初のアドバイスとしては正しいと思いますが、わたしはサテライト投資を否定しません。
というのも、わたし自身が投資初心者のうちから、インデックス投資に加え、サテライト投資として個別株での高配当株投資を始めていたからです。企業の財務諸表の読み方や企業の魅力など、その面白さに気づけたのは実際に個別株投資をやってみたからでした。インデックス投資をしているだけだったら、いまも株式投資や企業に対する理解は低いままだったでしょう。その後には、同じくサテライト投資として米国高配当ETFにも投資をして、新たな学びを得ています。
出典:『お金はこれで増やせます 失敗したくない人のための投資の教科書』(節約オタクふゆこ 著)拡大画像表示
ですから、「チャレンジしないと本当の勉強にはならない」というのが、わたしの実感です。インデックス以外の投資に興味がある人は、少額からでもサテライト投資に挑戦してみるのは「あり」だと考えています。
先の話に戻りますが、だからといってサテライト投資の比率を高めるのはリスクが大きいので、初心者はコア9割、サテライト1割からのスタートが無難です。
「コアで守り、サテライトで楽しむ」。これは、適切なリスクで投資の醍醐味を味わえる、ちょうどいい戦略といえます。株式投資を長く続けたいなら、堅実さとワクワクを両立させるのが一番だからです。







