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「寝ても疲れが取れない……」。40代に入ってからこんな悩みを抱えるようになったという人は少なくない。これを「年齢のせい」で片づけていると、いつまでたっても体は回復せず、不調が続くことになる。男性ホルモン(テストステロン)の分泌が低下することで生じる「男性更年期」の症状と対策について解説する本連載。第3回は、「40代からの睡眠のコツ」についてお伝えする。(医師・抗加齢医学専門医 加藤浩晃)
40代になったら改めたい
「睡眠の考え方」
「7時間寝ているのに、朝から疲れている」
これを年齢のせいだと思っていないだろうか。40代以降のビジネスパーソンから、非常によく聞く話だ。
睡眠時間はそれなりに確保している。布団にも入っている。それなのに、朝からだるく、日中も集中力が続かない。
この状態を、「年齢のせい」「忙しいから仕方ない」と片づけてしまう人は多い。しかし、医学的に見ると、ここには明確な“勘違い”がある。それは、「1日活動して、余った時間を睡眠に充てる」という考え方だ。
実際、睡眠と疲労感、集中力の関係については、多くの医学研究で検証が進んでいる。睡眠時間が短くなるほど、日中の注意力や判断力が低下し、主観的な疲労感が強くなることは、一貫して示されている。
特に40代以降では、睡眠不足の影響が「翌日に残りやすい」ことが分かっており、若い頃と同じ感覚で睡眠を削ると、体と脳の回復が追いつかなくなる。
40代からの睡眠は
「余り時間」では成立しない
20代、30代であれば、多少睡眠時間が短くても何とかなる。多少の無理が、翌日まで持ち越されにくいからだ。
しかし40代以降はホルモン環境の変化もあり、睡眠の影響がより体感されやすくなる。







