メラニー・オオイさん(47)とクリスチャン・パルーソセラーノさん(30)は岡山県玉野市の港町・宇野にある新居の鍵を受け取ったとき、深い感動を覚えた。主要道路にせり出さんばかりの住宅は、湾曲した屋根瓦を載せた伝統的な木造建築で、立派なたたずまいを見せていた。売り手の仲介業者によると、1950年代に建てられ、以前は茶道教室だったとされる。まるで丘の上に立つ城のようだった。2人は中に入った。庭は草が伸び放題で、キッチンはかび臭かった。その後、畳の下にシロアリがいることも分かった。7年間空き家だった家を、ビデオ通話アプリ「フェイスタイム」を使って内見しただけで購入すると、こういうことが起きる。「このやり方は気が弱い人には向かない」とオオイさんは言う。
日本人が避ける空き家、外国人がお買い上げ
修繕が必要な物件を恐れない外国人にとって、空き家の購入は日本で不動産を所有するチャンスだ
特集
あなたにおすすめ





