リビングで過ごす家族の様子写真はイメージです Photo:PIXTA

自分でやったほうが早いと、子どもの身の回りの世話を率先してやってしまう親が少なくない。しかし、その親心が子どもの「自分で考えて動く力」を奪っているとしたら…。子どもの自主性を奪うダメな親の姿とは?※本稿は、家庭教育コンサルタントの岩田かおり『お手伝いで自分から楽しく学べる子になる 戦略的ほったらかし教育』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

偏差値の高さよりも
人間性のほうがずっと大事

 私は3人の子どもたちに対して、「勉強だけができればいい」と思ったことは一度もありませんでした。

 それは、自分の人生を振り返る中で、勉強だけが重要だと言う人に対して「偏りがあるな」と思ったことがあったからです。偏差値的な学力が高いことよりも、人間的なおもしろさや社会で生きていく力、困った人を助けられるような力があることのほうが大事だと思っていたのです。

 これはあくまで私の価値観ですが、みなさんはいかがですか?

 子育ての成果は子どもの生涯を通じて見ないとわかりません。だから、私の子どもたちについても暫定的なお話になりますが、今のところ、私が目指していた自立的に動ける子どもたちに育ってきていると感じています。

 たとえば、遠足やキャンプなどに行ったとき、岩田家の子どもたちはレジャーシートを畳むのがめちゃくちゃ早くてうまいそうです(笑)。「ちょっと手伝って」と友達を巻き込み、「ピンと張って~」など声をかけながらさっさと畳む。