「良い姿勢」に近づくことで、単に見た目が整うだけでなく、身体のシステムもスムーズに働きやすくなります。それが、気になる言動をやわらげる土台となり、運動の効果もより高めてくれます。
そして、姿勢は心の状態とも深く関わっています。
良い姿勢でいると、前向きさや自信などのポジティブな心の状態にも影響を与えます。
なので、姿勢づくりは「身体」と「心」の両方を育む土台となります。その後の心身の成長をも支えてくれるのです。
「姿勢を伸ばす」は逆効果?
無駄な力を抜くと良い
「背すじを伸ばそうね!」と声をかけても、すぐに元に戻ってしまうこと、よくありませんか?
「良い姿勢」と聞くと、気をつけの姿勢のように、ピンと背すじを伸ばして、胸を張り、少し力が入っている状態をイメージするかもしれません。
一見シャキッとしてきれいな姿勢に見えますが、実は身体のあちこちに力が入り、姿勢を保つための筋力やエネルギーも必要です。この姿勢は、疲れやすく、集中しにくい状態になりやすいです。
めざしていきたい「良い姿勢」は、無駄な力が入っていない状態。余計な力が入らず、同じ体勢を続けても疲れにくい、自然に安定した姿勢です。
下半身から、胴体、上半身、そして頭までの軸がまっすぐで、しっかりと地面に足がついている状態をめざします。見た目としては、背すじが伸び、肩の力がすっと抜けて、胸が軽く開いています。また、あごが自然と引けて、顔は正面を向いているでしょう。イメージするなら、積み木がまっすぐ重なっている姿です。
足、腰、肩、頭の軸が整っていると、身体にかかる負担も少なく、意識せずとも自然に安定しやすくなります。
このようなバランスがとれている良い姿勢が、身体のシステムを正しくスムーズに働かせるだけでなく、身体の上手な使い方にもつながってくれるのです。
良い姿勢は、身体全体がまっすぐ安定した状態です。その状態であると、身体のなかのさまざまな「通り道」もスムーズに機能しやすくなります。







