『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、内定が出やすい人と出にくい人は何が違うのかについて著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

内定が出やすい人と出にくい人は何が違うのかPhoto: Adobe Stock

「能力の差」だけでは説明できない

就活をしていると、「あの人は受かるのに、自分はなぜ受からないのか」と感じる場面があると思います。

内定が出やすいかどうかの違いは、単純に能力の差だけで片付けられないことが多いです。

大きく分けて、以下の3つのポイントを意識できているかどうか。この違いが大きいのです。

①企業目線で話せているか

まず一番大きいのが、「企業目線で話せているか」です。

内定が出る人は、自分の経験を話しながらも、「だから御社でこう活かせる」という形で伝えています。

一方で、内定が出ない人は、「自分はこれを頑張りました」で終わってしまうことが多いです。

ここでの差はわずかですが、評価としてはかなり大きく変わります。

企業は「すごい人」を探しているわけではなく、「自社で活躍できる人」を探しています。この前提に立てているかどうかが分かれ目です。

②一貫性があるかどうか

次に重要なのが、「話の一貫性」です。

志望動機、自己PR、ガクチカ。このそれぞれがバラバラだと、「本当にそう思っているのか」が伝わりにくくなります。

内定が出る人は、どの質問に対しても軸が通っています。

例えば、「人と関わる仕事がしたい」という軸があるなら、志望理由やガクチカは、その方向で一貫してエピソードを盛り込んでいます。

一方で、軸が曖昧だと、その質問限りの答えを作ることになり、矛盾が出てしまいます。

③改善のスピードが早い

最後に差がつくのが、「改善のスピード」です。

落ちた後に振り返りをして、「どこが良くなかったのか」を整理できているか。この差はかなり大きいです。

内定が出る人は、1回の面接で完璧に通ろうとはせず、「次で改善する前提」で動いています。だからこそ、回数を重ねるごとに精度が上がっていきます。

一方で、振り返りをしないまま次の面接に臨むと、同じミスを繰り返してしまいます。

この3点を意識できるかどうか

まとめると、内定が出る人は特別なことをしているわけではありません。

企業目線で考える、一貫性を持つ、改善を回す。この基本を徹底しているのです。

「自分の能力が足りない」と考える前に、「今の伝え方にズレはないか」を一度見直してみてください。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです