先に結論を書きます。理由はオリンピックがロビンフッドに転換されることで、コンビニの利益源を奪うと予想されるからです。
今回の買収で、そのような新業態が首都圏に一気に60店舗出現します。この戦略が成功するという前提でPPIHは2035年までにロビンフッドを300店体制に拡大する構想を掲げています。
その矛先はイオンやヨーカドーなどのスーパーではなく、セブンやファミマの喉元に槍(やり)を突き刺す存在になる可能性があります。
とはいえロビンフッドは2026年4月下旬に開業予定の新業態です。実際に一号店が開店してみないとその正体は完全にはわからないのも事実ですが、公表された計画内容から2027年に首都圏で本格展開が始まったらどうなるのかを考察してみましょう。
ドンキの新業態
ロビンフットの強み
ロビンフッドのキャッチフレーズは「驚楽の殿堂」です。ドンキの「驚安の殿堂」とは狙いが違います。最終的にこの点がコンビニとの競合に関係してくるのですが、まずはロビンフッドという業態についての解説から始めます。
ロビンフッドはスーパーみたいでスーパーじゃない、食品メインの楽しいお店という新業態です。普通のスーパー同様に生鮮(肉・魚・野菜)や惣菜が充実しているという点が出発点です。ただそれであれば従来の大型スーパーから業態転換したメガドンキも似ています。
ロビンフッドの場合、そこにコンセプトとして『驚楽』、つまり驚くほど楽しいし驚くほど楽だというコンセプトが加わります。普通のスーパーと違い「時短・簡便・即食」に強くこだわるのです。
生鮮食品ではたとえば骨なし魚やカット野菜、レンジで調理できる味付け肉、さらに一食500円以内の総菜がたくさんというコンセプトでロビンフッド独自の開発商品が投入される計画です。
ロビンフッドのオリジナル商品は「安・得・速・楽」の4つに分かれていてパッケージを見ただけで激安価格なのか、コスパ抜群なのか、タイパ貢献なのか、面倒いらずなのかがはっきりわかるようにするということです。
さらに一般の食品スーパーは売り場の9割が食料品で、日用品は1割以下というのが通常のフォーマットですが、ロビンフッドは売り場の4割を非食品にあてる計画です。食品スーパーにはない「ドンキが得意なワクワク感、寄り道感」を付加する考えです。
公式サイトによればめざすところは「スーパーよりも楽で、ドンキみたいに楽しい」お店になる計画です。
さて、このような新業態が都内にたくさん出現することをイメージしてください。いったい何が起きるのでしょうか。







