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上司から呼びだしをくらったとき、最悪の想像ばかりしてしまった経験はないだろうか。叱られるかもしれない…、転勤を言い渡されるかもしれない…。こうした漠然とした不安を解消するには、メモが有効だという。人気精神科医が科学的知見に基づいたメモの取り方を教える。※本稿は、精神科医の和田秀樹『落ち込まない 考えすぎない気持ちの整理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
頭の中で考えていても
解決策は浮かばない
悩みや不安、迷いの渦に巻き込まれて、もがいている状態から抜け出すためにやるべきは「頭の中の整理整頓」です。
数学や物理の問題は、頭の中だけで考えてもなかなか解けないものです。ノートに方程式を書き、具体的な数値を当てはめて、答えを導き出す。ときには図を描いてみる。学生時代のこんな学習経験は、悩みや不安の解決にも役に立ちます。
勉強に限らず、何にせよ頭の中だけではなかなか答えにたどり着けるものではありません。頭の中だけでは、きちんと考えるということが難しいのです。悩みや不安、迷い、怒りや悲しみ、妬みといったマイナスの感情についても同様です。
まず、自分の悩みや不安を書き出してみるといいのです。目に見える形にすると、悩みや不安が、思っていたほど多くないことに気づけます。
頭の中では、悩みが悩みを、不安が不安を呼び、幾重にも重なっていたのが、書き出していく過程でそれらがほぐれていきます。
同時に、書き出すことは、頭の中から外に取り出すことでもあります。そうすることで脳の負担が軽くなり、気分も軽くなる効果もあります。







