写真はイメージです Photo:PIXTA
「頑張っているのに、なぜ終わらないのか」。その答えは、作業スキルよりも“思考の順番”にある。取りかかる前の数分が、その後の数時間を決めることもあるのだ。自治体職員や会社員の相談に数多く向き合ってきた筆者が、悩みの具体例とともに解説する。※本稿は、臨床心理士、公認心理師の中島美鈴『会社でいちいち傷つかない 認知行動療法が教える、心を守り成果を出すための考え方と行動』(日経BP)の一部を抜粋・編集したものです。
相談者:ヒナタさん30代会社員
サボっていないのに仕事が遅い
30代会社員のヒナタさん。いわゆる要領が悪いタイプで、決してさぼっているわけではないのに仕事が遅い。仕事の要点も外しているらしく、上司からの評価もよくない。仕事が早い人と遅い人の違いはどこにあるのでしょうか。
職場におけるストレスの中でも、働き手不足による仕事量の多さは深刻な問題です。長時間労働につながり、心身の健康を蝕みます。
個人にできる解決策のひとつとして、すぐにできることは時間あたりの生産性を上げることです。「人より仕事が遅いかも」と悩んでいる方にはぜひお読みいただきたいです。
会社員のヒナタさんもまた、いわゆる要領の悪いタイプで、仕事の仕方を見直すべき時期に来ています。
仕事の仕方でも、運転の仕方でも、私たちは慣れたパターンがあるわけです。まずはそのパターンに気づいて、「ああ、いつもこのやり方だから仕事が遅くなるのか」と認識して、他のやり方を試してほしいのです。







