経営者の孤独の最大の要因は、周囲から「大変ですね」と共感してもらえても、実際の意思決定を支えて伴走してくれる「対話の相手」がいないことにある(写真はイメージです) Photo:PIXTA
中小企業の経営者1015人を対象にした調査で、85%以上が孤独感や精神的負担を感じていると回答した。共感はされても、意思決定に伴走してくれる相手がいない――それが経営者の孤独の正体だ。壁打ちの相手が欲しい中小企業の経営者が、こっそりChatGPTに相談するケースが増えているという。だが、汎用AIに経営の相談をして、本当に使える答えは返ってくるのか。「ばんそうAI」は、学ぶ・相談する・決断するの3モードで経営課題に伴走する専用AIだ。自動車部品メーカーの経営者になりきって試してみた。(テクノロジーライター 大谷和利)
経営者の「孤独」に、AIは寄り添えるか
テレビなどでよく目にする広告に、孤独な社長を百獣の王に喩えたものがある。M&A仲介企業が事業承継をテーマに制作したものだが、実際に経営者の親を持つ子どもへのアンケート調査でも、親が孤独の中で戦っていると感じている割合は「かなりそう思う」「そう思う」を合わせて64.5%に上ったという。
また、F-Styleが行った中小企業経営者1015人を対象にした調査でも、実に85.3%が「孤独感や精神的負担を感じている」と回答している。この調査のテーマが「資金繰り」ということから多少のバイアスは考えられるものの、経営者の多くが孤独を抱えているという実態は、ほぼ間違いないだろう。







