イラン戦争に伴う原油価格の急騰を受け、世界中の金融市場が再び不安定化し、 数年ぶりの強気相場となっていた新興国市場にも下押し圧力がかかっている。新興国市場は2025年、先進国市場をアウトパフォームし、MSCIエマージング・マーケット指数は34%高となった。アウトパフォームは17年以来だった。だが開戦以降、 投資家の安全逃避が続き、再び先進国市場優位の地合いとなっている。それでもMSCIによると、株価収益率(PER)ベースでは、新興国市場は先進国市場よりも約40%割安だ。この差は、投資家が長年、ドル高の時期に米国資産を選好してきたことを反映している。米資産運用会社のバンガード、バンエック、ブラックロックの運用担当者は開戦前、一部の新興国市場への買いを推奨していた。イラン戦争によって投資見通しは混沌(こんとん)としているものの、原油などのコモディティー(国際商品)価格の上昇がこうした投資判断を後押ししていると担当者らは言う。
新興国市場に投資すべき理由
米資産運用会社3社は、イラン戦争がリスクだが、ファンダメンタルズの改善を背景に新興国市場の上昇が続くと指摘
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