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中東情勢の悪化を受けて日経平均株価は大きく下落したが、その後、米国とイランの和平交渉への期待などから再び上昇し、4月16日には取引時間中の最高値を記録した。株価が不安定な状況が続く中でも、資産を増やし続ける鍵とは何か。シミュレーションを紹介しながら解説する。(ファイナンシャルプランナー 鳥海 翔)
「株はもう危ない」は
常に言われている
最近は、「米国株は割高すぎる」「S&P500は一部の銘柄に偏りすぎている」「50代以降の株式投資は危ない」といった声をよく耳にします。
ただ、「株式相場がそろそろ危ない」と言われるのは、今に始まったことではありません。振り返れば、市場ではいつの時代も「もう暴落するのではないか」という見方が繰り返し出てきました。
1990年代にはITバブル崩壊への警戒が広がり、2000年代にはリーマンショックなどの金融危機を受けて、「資本主義は限界だ」といった極端な見方まで出ました。2020年にはコロナショックが起き、今はAI関連銘柄の過熱感や、戦争を含む地政学リスクが意識されています。
このように、市場に不安材料があること自体は珍しくありません。
そこで考えたいのは、そうした不安があるからといって、本当に投資をやめるべきなのかということです。
「割高だから危険」
とは言い切れない
まず、「今の米国株は割高すぎる」という見方について考えてみましょう。たしかに、S&P500のPER(株価収益率)は20~25倍程度で推移しており、過去の平均と比べると高く見えます。
そのため、「期待ばかりが先行していて危ないのではないか」と感じる人もいるでしょう。ところが、PERの高さは見方を変えれば、将来への期待の大きさでもあります。有望だと見られているからこそ、お金が集まるわけです。







