「忙しい」は逃げの言葉
思考と成長が停止する
もう一つ、成長が止まりやすい傾向の人が話す言葉に「忙しい」があります。
時間や仕事をコントロールできていないことの表れだからです。しかも、それは逃げや言い訳の表現として使われることが多い。
そもそも忙しいというのは文字通り寝る時間も取れないような人が使う言葉で、大した仕事量でもない人が逃げを打つため軽々しく口にすべきではないと思います。
もちろん、本当に業務がひっ迫する局面はあります。ただ、仕事相手に対して『忙しい』をそのまま返してしまうと、『だからできません』という言い訳として受け取られやすい。
中にはお客様に「いま忙しいので」などという人がいますが、お客様からしてみたら「そんな言い訳されても困る」という話で、プロフェッショナルが使う言葉とはいえません。お客様はもちろん同僚や仕事のパートナーにも使わないほうがよい言葉です。
忙しいといえば許されると思っている人もいます。しかし、それは逃げであり、思考停止を招いてしまいます。
もし本当に大量の仕事を抱えスケジュールが目いっぱいであるなら、「忙しい」という前に、期限を調整したり、チームの仕事の割り振りなど代替案を出したりして解決する。あるいは優先順位を見直し、段取りを組み替える一方、交渉を行い現実的なスケジュールに落とし込むなどして、前に進める方法を探していく。
単に「忙しい」といって逃げる人と、時間や仕事をコントロールする方法を模索して実行する人との差が3年後、5年後どうなっていくか。大きな実力差と周囲からの信用の違いが生まれるでしょう。
伸びる人は「やり切りました」や「忙しい」で終わりません。むしろ、そこから「まだ足りない」「なんとかできるはずだ」と考える。成長する人と伸び悩む人を分けるのは、その感覚の差が大きいと思います。







