一連のBYD車と同じく、躍動的な造形のインテリアの仕立ても上々だ。センターには最新のインフォテインメントシステムを備えた15.6インチの大型ディスプレイをレイアウト。これまでのBYD各車は、ディスプレイを縦向きにも横向きにもワンタッチで変えられたがシーライオン6は横向き固定タイプ。これはちょっと残念である。とはいえApple CarPlayやAndroid Autoによるスマートフォン連携が可能となっていて機能は実に充実している。

 センターコンソールに2台同時接続ができるワイヤレス充電が設定されているのもBYDらしい。また、ボイスコントロールが全席からの発話を認識して対応してくれるのも重宝する。後席の居住性も上々である。2765mmとホイールベースが長い効果で実にゆったりとしている。しかも床面がフラットになっていて居心地がいい。荷室は425Lから最大1440Lまで拡張でき、前倒しした際の段差も小さくて使いやすい。

 装備はまさに至れり尽くせり。頭上にはワンタッチ開閉式パノラミックサンルーフがあり、シートはレザー調。前席はヒーター/ベンチレーションを備えた電動スポーツシートだ。さらにステアリングヒーターを備えるほか、NFCカードキー、インフィニティ10スピーカーオーディオなどが標準装備される。それで400万円を切る価格なのだ。シーライオン6のコストパフォーマンスは驚愕のレベルにある。

EVとして100km走り、
最大航続距離は1200kmを達成!

「DM-i」と名付けられたPHEVシステムは、FWDでは1.5L直4自然吸気エンジンとモーター+ジェネレーターの組み合わせ。試乗したFWDモデルのスペックはエンジン最高出力が72kW、最大トルクは122Nm。モーターは同145kW、300Nmで、バッテリー容量は18.3kWh。シーライオン6では、12Vの補機バッテリーもBYDお得意のリン酸鉄リチウムイオンとなっている。注目の一充電EV走行距離は100kmに達する。

 PHEVの魅力は電欠の心配なく電動走行が楽しめる点にある。モーターのみで100kmも走れれば、日常使いのほとんどをBEVとして使える。たまに遠出したいときには、エンジンとの併用で長距離ドライブできるのはいうまでもない。ちなみにシーライオン6の最大航続距離は1200kmに達する。