京都の人気鍼灸師で、SNSでも人気の「すきさん」(本名:鋤柄誉啓 すきから・たかあき)が書いた『メンタル養生』が発売中だ。本書には「疲れていても気楽に読める」「現代人必携のセルフケアバイブルだと思う」など、多くの口コミが寄せられている。
本記事では、すきさんが多くの人を診療して得られた知見と、東洋医学の知恵をベースに、心がラクになるヒントを教えてもらった。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・宮崎桃子)
Photo: Adobe Stock
悩み:何もしていないのに、なぜか体が重いんです。
「何もしてないのに、体が重い」。
その「わけのわからない疲れ」には、ちゃんとした理由があります。
生きてるだけで、エネルギーを使っている
僕たちは、「生きている」だけでエネルギーを燃やしているんです。
考えること、
食べること、
呼吸すること。
これらすべてに「気力(エネルギー)」が必要です。
特に年度が変わると、「新しい場所に行く」「知らない人と会う」「新しい仕事を覚える」といった環境の変化が増えますよね。
そういった目に見えないものは、強烈に気力を消耗させます。
私たちは無意識のうちに、周囲に適応しようと体をこわばらせ、膨大な「見えない仕事」をこなしているんです。
おすすめは、ハイブリッドな引きこもり
そこでおすすめなのが「ハイブリッド引きこもり」です。『メンタル養生』でもご紹介しています。
私はよく、ハイブリッド引きこもりをします。
家にはこもるけど、窓を開けて新鮮な空気を通す。好きな音楽を聴いたり、ゲームをしたり、軽くストレッチして「気」と「血」を巡らせる。
大切なのは前向きに引きこもる気持ちです。1人になりたいというのは「気の消耗を防ぎたい」という体のサインです。
気疲れしたときは、閉じるか開くかの二択ではなくて、その間のグラデーションで癒していきましょう。
『メンタル養生』P239
家にはこもるけど、窓を開けて新鮮な空気を通す。好きな音楽を聴いたり、ゲームをしたり、軽くストレッチして「気」と「血」を巡らせる。
大切なのは前向きに引きこもる気持ちです。1人になりたいというのは「気の消耗を防ぎたい」という体のサインです。
気疲れしたときは、閉じるか開くかの二択ではなくて、その間のグラデーションで癒していきましょう。
『メンタル養生』P239
社会は「かき混ぜ」たがり、生き物は「安定」を求める
会社などの組織は、停滞を防ぐために定期的に人事異動などで環境を「かき混ぜ」ます。
しかし、生き物としての人間は、本来「安定」を好むものです。
慣れてきた場所から引き剥がされるのが嫌なのは、生き物として自然な反応。
逆に、疲れないほうが不思議です。
疲れを感じるのは、あなたが環境に適応しようと一生懸命に命を燃やしている証拠でもあるんですよ。
(本記事は、すきさん著『メンタル養生』の著者インタビューです。)





