京都の人気鍼灸師で、SNSでも人気の「すきさん」(本名:鋤柄誉啓 すきから・たかあき)が書いた『メンタル養生』が発売中だ。本書には「疲れていても気楽に読める」「現代人必携のセルフケアバイブルだと思う」など、多くの口コミが寄せられている。
本記事では、すきさんが多くの人を診療して得られた知見と、東洋医学の知恵をベースに、心がラクになるヒントを教えてもらう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・宮崎桃子)
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悩み:春になると、メンタルが不安定になります。
どうしたらいいでしょうか?
春になるとイライラしたり、気分が落ち込んだりしやすい人には、ある共通点があるんです。
それは「冬の過ごし方」です。
春は「無理やり起こされた朝」の状態
東洋医学では、冬はエネルギーを蔵にしまい込み、じっと蓄える「閉蔵(へいぞう)」の季節とされます。
ここでしっかり充電できていれば、春に芽吹くための追い風に乗ることができます。
しかし、現代の冬は年末年始も多忙で休む暇がありませんよね。
だからエネルギーを使い果たした状態で春を迎えてしまっています。
いわば「夜更かししたのに、無理やり太陽に叩き起こされた」ようなもの。これでは気分が最悪になるのも当然です。
眠いのに無理やり起こされた朝って、気分が最悪じゃありませんか? それと同じなんです。
季節の変わり目に体調を崩す方は多いので、『メンタル養生』でも季節の過ごし方について、お話ししています。
春の疲れは夏の不調に、夏の疲れは秋の不調に、秋の疲れは冬の不調に……という具合です。
毎年、特定の季節にメンタルを崩す人は、その季節の1つ前の季節を大事に過ごしてみるといいでしょう。
『メンタル養生』(P157)
「のぼせ」を鎮めて、まず寝ること
冬に休めなかった体は、春の陽気に誘われてエネルギーが上に昇り、頭が「のぼせて」しまいます。これが春のソワソワ感や不眠の原因です。
こう言うと、もう春になっちゃったよ! もう手遅れじゃん! という感じなのですが、
まずできることは「しっかり寝る」ことです。
季節の養生を語る以前に、そもそも寝ていない人が本当に多いので。
春の嵐を乗り切る一番の秘策は、シンプルですが「しっかり寝ること」です。
もし今、メンタルが不安定だと感じるなら、難しいことを考える前に、まずは今の自分が「回復が必要な時期」だと認識してください。
そして大事に扱ってあげてください。
(本記事は、すきさん著『メンタル養生』の著者インタビューです。)





