4月から新生活が始まり、ひとり暮らしを始めた人も多い時期。子どもが、家を出て、「ちゃんと食べているかな」と気になっている親御さんも少なくないでしょう。実際、いざ自炊を始めようと思っても、「何から始めればいいのかわからない」「続けようと思ったのにうまく回らない」という人は多いもの。そこで今回は、令和の自炊バイブルとして版を重ねる『てんきち母ちゃんの自炊練習帖』(ダイヤモンド社)の著者“てんきち母ちゃん”こと井上かなえさんに、自炊初心者でも無理なく自炊を続けるためのヒントを伺いました。(取材・構成 ダイヤモンド社 書籍編集局 井上敬子)

【ひとり暮らしのコツ(2)】一人暮らしの自炊がラクになる、最初に買うべきお肉とは?Photo: Adobe Stock

自分が使いやすい食材を知っておく

拙著『はじめての自炊練習帖』では、自炊初心者さんのお財布にも優しい「四大万能肉」として、
豚こま肉」「鶏むね肉」「鶏もも肉」「ひき肉(豚・鶏・牛・合いびき)
を挙げていますが、実際に、一人暮らしを始めた娘たちを見ていると、一番使いやすいのは、豚こま肉とひき肉みたいですね。

切らずにそのまま使えるのがよいらしくて、鶏ささみなんかもよく使っているようです。
野菜を包丁やキッチンばさみで切ることはできても、「お肉を切る」というのは、意外と初心者には以外と高い壁になるようです。

だから、最初は、豚こまやひき肉、ささみから入るといいかもしれませんね。
包丁とまな板を使わない、あるいは使う回数を減らすだけでも、気持ちはずいぶん楽になると思います。

お肉は、塩こしょうして、フライパンやオーブントースターで焼いたりするだけでおかずになりますよね。
あとは、自分の好きな味付けを知っておくといいと思います。
たとえば、「マヨネーズ」が好きとか「マヨネーズとケチャップを混ぜたのが好き」とか。からし醤油、しょうが醤油、ゆずこしょう、とか皆さん好みがいろいろありますよね。
肉でも野菜でも、シンプルに焼いたり、レンジでチンしたりしたものを、そういった好きなたれで和えたりつけたりして食べる。それだけで「おいしい!」と思えるものができますよ。

『はじめての自炊練習帖』では、使いやすい「豚こま肉」と日持ちする「じゃがいも」だけで作るレシピを4種類、「豚こま肉」と「キャベツ」だけで作るレシピを4種類、「ひき肉」と「豆腐」だけで作るレシピを4種類紹介しています。
こうやって「自分が使いやすい食材」で作れる料理が増えていくと、どんどん自炊が楽しくなっていくと思います。

*本記事は、「1週間1500円で毎日おいしい! てんきち母ちゃんの はじめての自炊 練習帖」の著者に、本書の読みどころと自炊のコツをお聞きしたインタビューです。