米金融市場と政府は21日、連邦準備制度理事会(FRB)の元理事ケビン・ウォーシュ氏がFRB議長に就任した場合にドナルド・トランプ大統領と利下げで合意している兆候がないか注視するとみられる。一方、トランプ氏はそうした合意がないという兆候を注視するだろう。この綱渡りは、ウォーシュ氏の議長就任前から始まっている。トランプ氏はFRBが利下げすべきだという見解を示しており、ウォーシュ氏はそれを共有していると納得させて指名を勝ち取った。21日の上院指名承認公聴会で、同氏はその主張を再確認することもできるし、イラン戦争で経済状況が利下げに不利になっている今、慎重にその主張から距離を置き始めることもできる。スコット・ベッセント財務長官は先週、戦争がFRBを利下げに慎重にさせた理由を理解していると述べ、ウォーシュ氏に援護射撃をしたかもしれない。しかし、トランプ氏は翌日、ベッセント氏の発言を公然と覆し、同意しないと述べた。
FRB議長候補ウォーシュ氏、トランプ氏と投資家の説得で綱渡り
利下げを期待するトランプ 大統領との関係構築が鍵となる
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