米実業家イーロン・マスク氏が生成人工知能(AI)開発のオープンAIとサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)を訴えていた件で、陪審団は提訴されたのが出訴期限が切れた後だったと認定し、全会一致でマスク氏の主張を退けた。マスク氏は、世界で最も普及している対話型AIを開発したオープンAIが営利企業に転換したことで「慈善事業を私物化した」と主張していた。9人で構成する陪審団は2時間足らずの審議で、こうした申し立てを手続き上の理由から退けた。マスク氏の弁護士は法廷で、同氏側は上訴する権利を留保すると語った。今回の評決により、ハイテク業界の注目を集めた、AI分野屈指の有力者同士の主張がぶつかり合った裁判が幕を閉じた。