「会話が苦手な人」が、「最初に必ず言う」一言とは?〈再配信〉Photo: Adobe Stock

TBS「THE TIME,」で「誰でも言語化できるようになる!」と紹介された『小学生でもできる言語化』
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』をもとに解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
読者の反響が大きかった記事を、一部編集し再配信します。(記事初出時の公開日:2026年3月16日)

「なんて言えばいいか分からない」と感じたことはありませんか?

 言いたいことはあるのに、なんて言えばいいかわからない。

 そんな危機的状況に陥ったことはないだろうか?

自分の考えを流れるように話す先輩がいた

 私は以前、先輩に「『国宝』、観に行った?」と聞かれ、「観に行きました!」と意気揚々と答えた。

 その後すぐに「どう思った?」と聞かれ、焦って「え!? うーん、なんか、スゴかったです」と答えてしまった。

 3時間、映画館でちゃんと観たはずだ。

 観ながら、このシーンのことを誰かに言いたいと思ったこともあったはずだ。

 それなのに、言葉は出てこなかった。

 一方で、先輩は小説との違いに触れつつ、「ここが良かった」と流れるように言葉にしていた

 この差は、一体なんなのだろうか。

「言葉にするのが苦手な人」が最初に必ず言う一言

『小学生でもできる言語化』の中には、言語化できない人がついやってしまうという、こんなエピソードがある。

ちなみに、ぼくは日頃、各地でショートショートの書き方講座を開催しているのですが、参加者の方の中には「言葉が何も出てきません」「できません」と言って筆が止まってしまう方もときどきいらっしゃいます。

でも、そんなときも、ぼくから質問しながらやり取りを重ねていくと、その方の中から必ず何かが出てきます

本当は自分の中に眠っている言葉があるのに、それに気づけていなかったり、「こんなことを書いたり言ったりしたらダメなんじゃないか」と決めつけて自分でブレーキを踏んでしまっていたりするわけですね。

この点、ショートショートの書き方講座に限らず、言語化するということについても同じことが言えます。

もし言語化の途中で言葉が出てこなくて難しいなと感じても、自分にはできないと思いこまず、「自分の中にも眠っている言葉があるはずだ!」「できるはずだ!」と前を向いて取り組んでもらいたいなと願っています。

――『小学生でもできる言語化』より

「こんなこと言ったら変かも」「間違ってるかもしれない」といった自身の決めからこぼれる口癖が、言葉を遠ざけている要因だ。

 自分の中にある感情や考えにフタをしてしまうことほど、もったいないことはない。

 自分の中から出た言葉は、たとえ拙くても、本当のことだ。

 それは、あなただけの言葉になる。

(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』をもとに作成しました。)