デキる上司のズルい一言写真はイメージです Photo:PIXTA

どんな職場でも人間関係の悩みやトラブルは起こり得るものです。その対処を担うことが多いのが、組織をまとめるマネジャーです。部下や若手から「○○さんと合いません」「一緒に働きたくありません」と言われた時、デキる上司はどう対応するのでしょうか?(ギックス共同創業者 田中耕比古)

「あの人とは一緒に働きたくない」と
部下から相談されたらどうする?

 マネジャーの仕事の大半は、チームメンバーの管理です。

 管理と言っても、ルールに則った形式的なものには限りません。励まし応援してモチベーションを高めるとか、仲の良い雰囲気・仕事をしやすい環境を作り上げるとか、たまには少人数で飲みに行ってお互いに相談しやすい関係性をつくるとか、そういうウエットな部分、ソフト面でのサポートをしていくことが、円滑なチーム運営のためには非常に大切になってきます。

 そうした活動をする中で悩ましいのが、「あの人とは、一緒に働きたくない」「あの先輩とは合わない」「○○さんとは担当業務を別にしてほしい」などの、人間関係の揉め事です。

 3人集まれば派閥ができる、という言葉がありますが、組織内に人が増えるにつれて何かしらの対立構造が発生してしまうのは、仕方のないことです。

 しかし、仕事は好き嫌いでするものではありません。どんな状況であっても、業務を完遂し、仕事の成果を出さなければなりません。

 こうした時に、マネジャーはどのように振る舞うべきなのでしょうか。

「あの人は嫌だ」と“言う人”は
2タイプいる

 そもそも嫌がられている方、敬遠されている方に問題があるのではないか、という点はさて置いて、「あの人とは合わない」「あの人のことは嫌だ」「あの人とは仕事をしたくない」と言う人は、二つのタイプに分けられます。