◆「なるほど!」と唸るお宝銘柄の見つけ方
ゴールドマン・サックスでアジアのトレーディングチームを率いた後、200兆円超の運用残高を誇る世界有数の機関投資家・ゆうちょ銀行で投資戦略を牽引。マーケットの最前線を知り尽くしたトレーダーが、個人投資家が一生使える「オルカン」「S&P500」の“次の投資術”を徹底指南した初の著書『最後に勝つ投資術【実践バイブル】 ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略』(ダイヤモンド社)。ゴールドマン・サックス仕込みの「投資思考」や「オルカン+4資産均等型」など実践的なポートフォリオ(資産配分)の構築方法、有望な個別株の見つけ方まで、「オルカン」「S&P500」の“次に知るべき”ノウハウが満載!
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トップダウン的アプローチの4つのステップ
トップダウン的アプローチは、世の中の大きな流れ(テーマ)から入り、最終的に投資すべき個別銘柄へと絞り込んでいく手法です。具体的には、以下の4つのステップで進めていきます。
STEP❶:なんらかの情報を得て、投資テーマにつなげる
まずは世の中のトレンドやニュースから情報をキャッチし、「これから伸びそうな分野は何か」という投資テーマの仮説を立てます。
STEP❷:関連する上場企業をリストアップする
次に、その投資テーマに関連する事業を行っている上場企業を探し出し、リストアップします。ここでは連想ゲームのように幅広く拾い上げることがポイントです。
STEP❸:リストアップした企業をより深く調べる
ピックアップした企業の事業内容、財務状況、業界内での立ち位置などを詳細に分析します。ここでボトムアップの視点を取り入れます。
STEP❹:業績が大きく伸びそうな企業を絞り込む
最後に、分析結果をもとに最も業績の向上が期待できる銘柄を厳選し、最終的な投資先を決定します。
投資のヒントは「毎日の生活」に隠れている
このプロセスの出発点となるSTEP❶の「情報の獲得」ですが、決して難しく考える必要はありません。日々のインターネットやテレビのニュースはもちろん、日ごろの買い物や食事などの日常生活の中にこそ、最高のヒントが隠れています。
たとえば、街を歩いていて商品やサービスを見たときに、「最近、このお店はお客さんが多くてはやっているな」「この新しいサービスは便利だから、運営会社の業績は大きく伸びそうだ」といった気づきを得る感覚です。消費者としての素直な実感や変化を、投資先のヒントや仮説に結びつける習慣を身につけることが大切です。
トレンドに乗り遅れても勝機はある
「周辺テーマ」の探し方
近年で言えば、AI(人工知能)や半導体に関連する商品・サービス、そして企業が世界中で大きな注目を集めています。他の投資家が本格的に注目する一歩前に情報を捉え、米国株のエヌビディア(NVDA)や、日本株では東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)といった代表的な銘柄にいち早く投資できた人はリターンを得られたことでしょう。
しかし、「すでに株価が上がりきってしまったのでは…」と、すべての人が投資テーマの黎明期にタイミングよく投資できるわけではありません。もしメインのトレンドに乗り遅れたと感じた場合でも、決して諦める必要はありません。
そうした時は、その「周辺テーマ」を検討してみましょう。たとえば、AIが普及すればデータセンターが増設され、膨大な電力が必要になるから電力会社や電線メーカー、冷却装置を手掛ける企業が恩恵を受けるかもしれない、と少し視点をずらしてみるのです。
周辺領域を掘り下げることで、まだ市場に気づかれていない「お宝株」が見つかる可能性が高まります。投資のアイデアは毎日の生活にあふれています。ぜひ今日から、世の中のニュースや街の景色を「投資家の目線」で眺めてみてください。
※本稿は『最後に勝つ投資術【実践バイブル】 ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。











