「あの人といると、なぜかドッと疲れる…」そう感じる相手は、もしかしたら“隠れ毒人間”かもしれません。一見すると普通なのに、人を疲弊させる原因は、悪意ではなく「ネガティブな予測不能性」。突然の無理難題や読めない行動は、相手の警戒心を刺激し、心をゴリゴリと削ります。人間関係に疲れないための見極め方と、自分が「癒やしの存在」になるための安心感の作り方を紹介!(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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一緒にいると疲れる「隠れ毒人間」の正体
今日は、「一緒にいると疲れる」「なんだか嫌な思いをする」と感じる人を「隠れ毒人間」と名付け、その特徴についてお話しします。
「隠れ毒人間」という言葉に、もちろん医学的な定義があるわけではありません。しかし、一緒にいてしんどくなったり、疲れたりする人には、あるひとつの共通点があります。それは、「予測不能性」です。
疲れの根本的な原因は「ネガティブな予測不能性」
サプライズのような、嬉しい予測不能性なら良いのです。問題なのは「ネガティブなことや、ろくでもないことを突然持ちかけてくる・やってくる」という予測不能性です。つまり、突然何を言ってくるか、何をしてくるかわからない「読めない人」のことですね。
このような人が、隠れ毒人間にあたります。人間は基本的に、予測できないものに対していろいろと想像を巡らせたり、そのための心構えをしたりします。突然事態が変わったり、新しい要因が起きたりすると、それに対応するだけで疲弊してしまうのです。
だからこそ、人は本能的にマンネリ化を求めます。特に人間関係においては、「安心して一緒にいられる」という感覚が非常に重要です。
安心感の正体は「信頼と予測の積み重ね」
この「安心して一緒にいられる」という感覚をさらに解像度を上げて表現すると、「相手が何をして、何をしないか」「何を言い、何を言わないか」についての信頼関係ができている状態を指します。「この人は突拍子もないことはしないだろう」という前提があるからこそ人間関係は成り立ち、それが安らぎや安心感の正体となるのです。
したがって、その前提が崩されると、人は落ち着かなくなり、疲れてしまいます。実は、良いことや面白いことをしてくれる人であっても、その行動が毎回予測不能だと、相手は少し疲れてしまうものです。
ましてや、行きたくもない場所に突然誘われたり、遊びに来ているのにいきなりお金を貸してほしいと頼まれたりするような、マイナスな出来事を引き起こす予測不能性は、隠れ毒人間の中でも最も有毒だと言えます。「この人といると何が起きるかわからない」という警戒心が生まれ、心が安らぐことはありません。



