米国での成長期待高まる!
配当に安定感・長期増配も

ピジョン
(チャート・配当グラフ提供)マネックス証券
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 次の注目株は、ピジョン(東証プライム・7956)。育児用品大手。主力商品の哺乳器の国内市場シェアは8割超。中国やインドネシアなどでも高シェアを誇る。

 前期にかけて連続増益の実績。主力の哺乳器・乳首以外の商品群も伸長し、日本だけでなくグローバルにバランスよく成長した。とりわけ国内の自社ECや米国での哺乳器・乳首の成長が力強かった。

 今期も北米等への積極的な投資を行うが前期比5.6%営業増益と堅実成長の見通し。2028年12月期までの売上高の年間平均成長率は4.6%増を見込む。

 日本・中国は少子化が進むが、哺乳瓶の値上げ余地は大きい。さらに、高単価商品やエイジアップ(対象年齢の拡大)商品などで成長余地がある。注力する米国は市場シェアがまだ3%にとどまる一方、認知度が向上している中でECやデジタルマーケティングが浸透してきており、成長期待が高い。欧州や東南アジア・インドでも本格的な進出を図る。

 中国事業への利益依存度の高さが課題も、製品競争力の高さを背景に他地域でシェアが拡大すれば市場の評価も高まりそう。配当は中国でのコロナ禍に伴うロックダウンなどで苦戦した時期も減配せず安定感あり。現中計後には増配も予定。

【投資スタンス】最低2~3 年! より長期が理想

【買いの目安】200 日移動平均線に近い現状水準は好機

【売りの目安】2025年11月以降の下値メドとなっている1560円を割り込んだら撤退

仲村幸浩さん

◎この株を選んだのは…仲村幸浩:ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ所属の、ザイ専属のアナリスト。立教大学経済学部卒業。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。証券会社や金融情報サービス会社を経て現職。マーケットアナリストとして各種メディアで活動中。高配当株、増配株など配当株の分析に定評。利回りの高さだけでなく、配当の永続性や累進性、さらに増配株のパターン分析など、独自の視点が個人投資家に人気を博す。

本記事は、ウィークリー・ダイヤモンドZAiの内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。