アラブ首長国連邦(UAE)が石油輸出国機構(OPEC)脱退を決めたことは、増産への意欲を示すと同時に、OPECの今後の役割に疑問を投げかける。アナリストは、この脱退がOPECにとって重大な転換点になると指摘する。ライスタッド・エナジーの地政学分析責任者ホルヘ・レオン氏は「サウジアラビアと並んでUAEは加盟国の中でも数少ない、相当量の余剰生産能力を持つ国だ。この仕組みを通じてOPECは市場に影響力を行使できる」と述べた。レオン氏によると、UAEはOPEC脱退で増産への意欲と能力を持つことになり、サウジが石油市場の安定化を主導し続けられるかどうかに疑問符が付く。UAEの石油生産能力は日量480万バレルだが、OPECによる割当枠は日量約340万バレルだ。