「友達は多いほうがいい」というのは思い込みです。友達の数は、自分が無理なく維持できる「快適なキャパシティ」の表れであり、少なくても全く問題ありません。交友関係を広げると維持するための時間やエネルギーが必要になり、かえって疲弊してしまいます。新しい出会いを求めるより、今いる人を大切にし、自然な流れで手元に残る関係を重視しましょう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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友達は多いほうがいい?
「友達が少ない」「どうしたら友達を増やせるか」と思い悩む人は少なくありません。しかし、人間関係において目を向けるべきは、新しい友達をつくることよりも、その関係を「維持する」ことです。
友達を増やせば増やすほど、その関係を維持するための時間やエネルギーが必要になります。友達が少ない人というのは、多くの関係を同時に維持するキャパシティ(許容量)があまり大きくない傾向があります。そのため、無理に出会いを増やして友達をつくったとしても、結局関係を維持しきれずにフェードアウトしてしまうことが繰り返されがちです。
「友達は多いほうがいい」という思い込みを手放す
「友達はたくさんいたほうがいい」というのは一種の思い込みです。友達が全くいないのであれば出会いを求めることも必要かもしれませんが、1人でも2人でも、何かあった時に誘える相手がいるのなら、それで十分です。
今いる友達の数は、ご自身にとって無理なく維持できる「快適なキャパシティ」の表れです。友達が多い人は、無理をして増やしているのではなく、自然な流れで出会い、かつ多くの関係を維持できるキャパシティがあるからこそ、結果として友達が多くなっているに過ぎません。
現在のキャパシティが少ないことは、決して悪いことではありません。
新しい出会いより、今ある人間関係を大切に
新しく友達を増やすということは、自分のプライベートな1人の時間や、今いる友達と過ごす時間を削ることを意味します。そこまでして本当に新しい友達を増やす必要があるのか、一度立ち止まって考えてみることが大切です。
基本的には、新しく友達をつくろうと奮闘するよりも、今すでにいる人間関係を大切にし、その人たちと予定を入れて楽しむことのほうがはるかに重要です。それでもどうしても交友関係を広げたいと感じた時にだけ、新しい出会いの場に行き、連絡先を交換してみる程度で構いません。
その際も、過度な期待はせず「うまくつながればよし、うまくいかなければそれもよし」くらいの肩の力を抜いた姿勢をおすすめします。無理をして増やすのではなく、自然な流れのなかで最終的に手元に残る関係性こそが、最も価値のあるものなのです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。



