「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「頭の回転が速い人」がやっていること・ベスト2Photo: Adobe Stock

Q.頭の回転が速くなるコツはありますか?

――以前、田丸さんの書き方講座に同行したときに、作品の講評を聞いてびっくりした記憶があります。田丸さんは作品を発表してもらって、瞬時にコメントするじゃないですか。しかもそのコメントが、当たり障りのないものではなくて、書いた人の意図や狙いを汲んでいるのがすごいなと思ったのですが、何かコツがあったり気をつけていることはあるのでしょうか?

「頭の回転が速い人」がやっていること

田丸雅智氏(以下、田丸):そういっていただき恐縮ではありますが、そうですねぇ……僕の場合、講座で作品にコメントさせてもらうにあたって大事にしていることが2つあります。

 1つは、日頃からなるべくいろいろな情報や話題に触れておくこと。

 インプットが多いと、作品を読ませてもらったときに浮かんでくるものがおのずと多くなると思っています。

――『小学生でもできる言語化』にも、語彙を増やすために「日本語の単語帳を作る」というワザが登場しますよね。たしかに、そもそも言葉を知らないことによって、表現の幅が狭まってしまう気がします。

「うまいことを言おう」とするな

――他にはありますか?

田丸:もう1つは、相手への感謝の気持ちです。

 作品を聞かせてもらうとき、僕は「共有してくれてありがとう」と心から思っています。

 うまいことを言おうという気持ちはゼロです。

 あなたの大切な物語を聞かせてくれたことへの感謝を、少しでも早く、そして自分なりの感想という形で伝えたい。

 コメントには、自分自身の経験や技術的なことも、もちろんあるとは思います。

 ただ、そういったことは本質では全然なくて、気持ちや姿勢の先に自然と出てくるものだと思っています。

(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)