「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q.「悪口で盛り上がる人」について、どう思いますか?
――社会人になってから、飲み会などで「他人の悪口で仲良くなろうとする人」が一定数いることに驚きました。ただ、悪口や不満を話すこと自体が、すべて悪いわけでもない気がします。「ただの悪口」で終わる人と、そこから何かを得られる人には、どんな違いがあるのでしょうか?
「負の感情」は言語化しやすい
田丸雅智氏(以下、田丸):一概に悪いとは思いません。
もちろん、悪口の内容や程度にもよります。
でも、不満を言い合うこと自体は、必ずしも悪いことではないと思います。
すっきりして前に進めることもあるはずですから。
それに、不満は成長やイノベーションの種でもある。
その不満を「じゃあどうするか」までつなげられると、新しいものが開ける可能性は大いにあるように思っています。
――たしかに、「負の感情」って言葉にしやすいですよね。私も、嬉しい時などはどうすれば良いかわからず戸惑ってしまうのですが、嫌なことがあった時は、自分でも引くほど言葉が出てきて動揺します(笑)。無意識に言語化できている気がしますね。
一流は、悪口を「次の行動」につなげる
田丸:ただし、見てもいないことを憶測だけでネガティブに話したり、妬みを自覚しないまま誰かを下げたりするのは、よくないと思います。
事実と想像、感情を分けて話せているか。もしくは、それらがまざっていることを自覚して話せているか。
そこは大事なんじゃないかなと思います。
――“いい悪口”と“悪い悪口”があるということですか?
田丸:そうですね。
たとえば、
「これは悪口なんだけど、ちょっと聞いてほしい」
「正直、妬みも入っていると思うんだけど、吐き出させて」
と自覚したうえで話すなら、僕は全然ありだと思います。
あるいは、「ここまでは悪口に聞こえるかもしれないけど事実です。ただ、ここからは自分の感情が入ってます」などのように分けて言うことができれば、また違ってくるのかなとも。
人間なので、不満も妬みもあります。
それを全部ないことにするほうが、逆に不自然です。
その上で、どう言葉にして、どう次につなげていくかが大切なのかなと思います。
――ただ悪口で盛り上がるのではなく、不満や妬みを自覚したうえで、「ではどうするか」まで考える。そこに、職場の人間関係をこじらせる人と、前に進める人の差があるのかもしれませんね。
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









