マルコ・ルビオ米国務長官は、ドナルド・トランプ大統領の「問題解決役」としてローマを訪問している。カトリック教会およびイタリア政府との関係修復がその任務だ。ただ、トランプ氏が今週、ローマ教皇レオ14世は「イランが核兵器を保有しても問題ない」と考えていると主張したため、あらゆる核兵器に反対しているローマ教皇庁(バチカン)と、教皇を深く崇敬するイタリア国民は心穏やかではない。ホワイトハウスはカトリック教会および欧州の同盟国と数カ月にわたって対立してきた。ここにきての緊張再燃は、ルビオ氏の政治的手腕にとって試練であり、難しい綱渡りでもある。イラン戦争など予測不能な決断で、欧州でも中東でも米国の同盟国を動揺させている大統領に対し、ルビオ氏が歯止めをかけられるような影響力を及ぼすことを世界の多くが期待している。