計画は立てた。でも少しずつ遅れていって、気づけば余裕がなくなっている――そんな状況はないだろうか。実はこれは、「ある工夫」で回避できる。外資系IT企業で日本オフィスを経て、現在は米国本社でプロダクト・マネージャーとして働く福原たまねぎさんは、書籍『世界の一流が休むためにやっていること』(朝日新聞出版)のなかで、その具体的な対処法を語っている。同書から、一部を抜粋して紹介する。(ダイヤモンド社書籍編集局)
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「休み」を生み出す工夫
『世界の一流が休むためにやっていること』(朝日新聞出版)
どんなに時間をかけて予定を立てたとしても、必ず来るのが「現実的なスケジュールになっているか不安」という状態じゃないだろうか。あくまで過去の実績ベースの見積もりだし、実際にはそううまくいかないんじゃないか?
これについて、一流のエンジニアとプロダクト・マネージャーがやっている3つの工夫がある。
・10%の余白を持たせる
・3ヶ月先の「休み」を予定に入れる
・勉強の時間を織り込む
この工夫にぼくは「そこまでやるか!」と唸ってしまった。こういう小さい工夫で、世界のトップがうまく「休み」を生み出していることを知ったからだ。
10%の余白を持たせる
計画を立てたものの、次々と新しいタスクが降ってきて、「結局いつも予定通りにいかないんだよな……」と感じる人は多いと思う。これは業界や業種を問わずほとんどの現場で起こる現象だろう。
そこで一流のエンジニアやプロダクト・マネージャーたちは、スケジュールに最低でも10%の余白を持たせることをルールにしている。
たとえば「10営業日で終わりそう」なタスクは、最初から11営業日で計画する。「今週中に終わる」作業なら、来週の月曜を締め切りにする。きわめて具体的に、見積もりに1割の“上乗せ”をしておく。
これは「“差し込み”は必ずある」という現実を前提にした考え方だ。
実際、プロジェクト管理の研究では「人間にはどうしても見落とす想定外の作業があり、それが全体工数の5~15%を奪っていく」と指摘されている。どんな一流のチームでも自然に発生することのようだ。だからこそ、計画には10%の余白を持たせる。
※本記事は書籍『世界の一流が休むためにやっていること』(朝日新聞出版)からの抜粋記事です。(記事の内容は個人の意見であり、所属会社・団体を代表するものではありません)



