なぜか「信頼される人」は何をやっているのか。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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信頼されている人に共通する特徴
「なぜか、あの人はずっと信頼されている」
職場には、無理に目立たないのに、評価が崩れない人がいる。
その人たちに共通しているのは、「自分の力以上のものを出そうとしない」ことだ。
多くの人は、期待に応えようとして頑張りすぎる。
本当は厳しいのに、「できます」と言ってしまう。
だが、120%を出し続ける働き方は、長く続かない。
しかも、一度それを基準にされると、自分で自分を追い込み続けることになる。
人生がうまくいく人ほど、この危険性を理解している。
だからこそ、無理に自分を大きく見せない。
本当に信頼される人とは、毎回すごい成果を出す人ではない。
「この人は安定している」と思わせる人だ。
「自分の力以上のものは出さない」と決めよう
信頼されるために、また自分を疲弊させないためにも、「自分の力以上のものは出さない」と決めることが大切だ。
仕事でも、迫りくるタスクの大群を撃退していくうちに、あなたはレベルアップし、ますます多くの手ごわいタスクに対処できるようになっていく。こうして、終わりなき仕事はエスカレートしていくのだ。
たとえ自分の不安を高め、他人(たいていの場合は雇用主)の利益を増やすだけの働き方であっても、引退するまでそのまま続け、一生を終える人は少なくない。今、この問題に対処するために、「静かな退職」と呼ばれる働き方を選ぶ人も増えている。がむしゃらに働くのをやめて最低限の仕事しかしないことだ。このようなは、仕事はしているが特に熱心ではなく、「求められている以上の仕事」はしない。私は、「静かな退職」はほとんどの人にとって理想的な解決策ではないと思う。仕事が嫌なら、きっぱりと辞めたほうがいい。とはいえ、自分で決めた上限以上の仕事はしないと考えるのはよいことだ。
本当に信頼される人は、無理を続けて壊れない。
「もっとできるはず」と自分を追い込み続けるのではなく、
“自分が安定して出せる力”を理解している。
周囲も安心して仕事を任せられる。
大切なのは、一瞬だけ120%を出すことではない。
無理なく続けられる形で、安定して力を発揮することだ。
自分の限界を無視して働き続ける人より、
「ここまではできる」と冷静に線を引ける人のほうが、結果的に誰からも信頼される。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









