第2位:自分の苦手なこと
若い頃は「苦手なことを克服しよう」と努力することも重要です。しかし、人生の後半では、無理をして苦手を克服するよりも、楽しいことや得意なことに時間を割く方が効率的です。残された時間は限られているからです。
ちなみに、私は飛行機恐怖症で落ち着かないため、ほとんど飛行機に乗りません。以前は克服してあちこち行きたいと思っていましたが、もう諦めました。「怖いものは怖い」と割り切り、極力陸路で移動しています(北海道も早く新幹線が札幌まで開通しないかな、と思っているくらいです)。
運動や掃除が苦手、手先が不器用など、人それぞれ弱点はありますが、今から無理に弱点のない人間になろうとする必要はありません。できないことを嘆いて時間を無駄にするよりも、自分の好きなことや得意なことをどんどん伸ばしていきましょう。
第1位:失うかもしれないという「恐れ」
最も手放すべきは、これです。人間関係、大切な人、そして自分の健康。これらは最終的に、すべて失われていくものです。人間は皆、いつかはいなくなります。
だからこそ、「失うかもしれない」と恐れを抱きながら時間を過ごすのは、非常に腹立たしく、もったいないことです。時間はどんどん減っていくのに、ただ恐れるだけで終わってしまいます。「失うことは規定路線である」と割り切り、いっそ慣れてしまう方がずっと楽になります。
今あるものに感謝し、今ある状況の中で楽しむこと。残りの人生は限られているのだから、失う恐れは真っ先に手放して、今日という1日を楽しく生きることに集中してください。
親の評価や苦手克服をやめた人から幸せになれる
改めて復習しましょう。
第4位:何者かにならなければいけないという思い
第3位:親に認められること
第2位:自分の苦手なこと
第1位:失うかもしれないという恐れ
これらを完全に手放すのは難しいかもしれませんが、「以前よりも気にせずにいられるようになったな」というくらいの気持ちで意識していただければ、それで十分かと思います。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。




