情報の裏にある意図を読み取り
自分の頭で考えて投資をする

和田 自分の頭で考えることが大事、ということですね?

藤本 そう。どれだけ株の勉強をしてもすべてを見通せるわけやない。知らない情報なんて山ほどあるわけだし。今日、災害や戦争が起きたら前提は一発で変わってしまう。考え方を変えていかないとあかんのです。誰かの言葉を鵜呑みにするんやなく、自分の頭で考えていくしかない。

和田 仰る通りですね。

藤本 例えば日本人の投資家はウォーレン・バフェットが大好きですよね。でも私はバフェットの言うことは鵜呑みにしません。彼が持株会社の経営者だからです。バフェットが銘柄について語るのは自分の利益になるからですよ。人気のある自分が発言すれば株価が上がるとわかっているんです。上がったところで売れば利益が出る。それがバフェットの狙いです。バフェットに限った話ではありません。だからこそ「その裏に何があるのか」を考える必要があるんです。

書影『80歳の壁を超えた人たち』(和田秀樹・幻冬舎)『80歳の壁を超えた人たち』(和田秀樹・幻冬舎)

和田 本当にそう思います。ニュースで見たことを「全部、本当だ」と信じてしまう人が多いですよね。コロナの時も専門家が脅すから、高齢者は「コロナは怖い」と言って外に出なくなった。それで歩けなくなった人がいっぱいいるんですよ。

藤本 本当はチャンスがあるわけよ。コロナに対して儲けるチャンスが。

和田 (笑)。さすが藤本さん。コロナの危機でも、それを儲けのチャンスと考える。

藤本 最近はコロナ禍で減っていた外国人観光客が増えてきたでしょ。するとインバウンドの関連株が期待できる。考えれば考えるほど考えることが増えていくんですわ。