【薬】になる言葉
「あなたって気持ちを切り替える方法を知っているんだね」

 学校に遅刻しそうなのに、ゆっくり準備をしていたり、遅刻が悪いことだとも思っていないような態度を子どもが取ったりしていると、

「早く準備しなさい!」

 と注意をしたくなりますが、そんなときは学校に行くための心の準備をしている可能性があります。

 自分なりに心を落ち着かせられる方法を知っていて、「学校行きたくないな……」という気持ちを「今日も頑張れるかも……」に切り替えていたりします。

 その方法が、スマホでゲームをする、テレビを見て動かない、ペットと遊ぶ、だったりすると、親からは遊んでいるように見えたり、ダラダラしているように見えたりします。

 また、お気に入りの靴下や洋服を着ると学校に行ける気がするけれど、まだ洗濯されていなかったりすると途端に動けなくなってしまう子もいるかもしれません。

 子どもは自分なりの学校に行くための心を落ち着かせるルーティンみたいなものを持っているので、子どもが思うように動かないからといって口うるさく注意をしてしまうと、心の準備が整いません。

 時間通りに動くことはとても大切ですが、心の準備をしてから登校したい子どもの気持ちを尊重してあげることで、安心して登校できると子どもが実感できるようになります。

 遅刻してはいけないということは子どもも重々承知していると思いますし、安心して登校できるようになれば遅刻しなくなります。

「心を整える方法を知っているんだね」
「気持ちを切り替える力があるね」

 と子どもに伝えることで、子ども自身も無意識でしていた心を落ち着かせる方法に気づけるようになるでしょう。

 どんなときにも慌てずに自分のペースを乱さずに行動できたり、気持ちを切り替える方法を知っていたりすると、将来、仕事で何かトラブルが起きたときにもドンと構えて動じずに問題に対処できそうですね。