人員削減の話が出ると
真っ先にリストアップされる人の特徴
私が皆さんに目指してほしいのは、消極的な「静かな退職」ではなく、建設的な「静かな働き方」です。
この、「静かな働き方」を続けたいのであれば、上司との対話は欠かせません。少なくとも、自分が担っている業務の成果が、会社の求めている方向とズレていないか、「期待値のすり合わせ」は必須です。ズレがあれば修正し、ズレがなければ、そのまま淡々と仕事をこなせば良いことになります。
私自身も、毎月行われる上司との1 on 1を活用して、3カ月に1度は「こういう方向で動いていますが、合っていますか?」という確認を、自分から入れるようにしています。「合っていますよ」と言われることもあれば、「今期はこの分野に注力してほしい」と言われることもあります。ビジネスは常に動き続けているので、定期的なメンテナンスは重要です。
求められていることが明確になれば、自分の考える「必要最低限」と上司側の求める「必要最低限」が合っているので、余計なストレスもなく予想外の低評価も回避できます。
反対に、上司との対話がないまま、自分の基準だけで「これくらいで十分だろう」「この方向で合っているはず」と判断してしまうと、ズレは解消されません。
上司や会社が求めるレベルに到達していない働き方を続けていれば、「扱いにくい人材」「戦力として計算しづらい人材」とみなされ、評価や処遇に影響が出る恐れがあります。そして、人員削減の話が出てくると、残念ながら真っ先にリストアップされることになります。
もし、あなたが「静かな退職」を続けている自覚があるとしたら、一度、しっかり上司と対話してみてください。その機会はきっとあるはずですし、なければ自分からつくりましょう。そのうえで、どう判断してもあなたが望む働き方が実現できないなら、異動や転職という選択肢を考えることもできます。それもまた、あなたが自分で選ぶキャリアになります。







