“ゆるさへの不安”が
特に起きやすい組織とは?
この“ゆるさへの不安”が特に起きやすいのが、従業員が1000人以上の大手企業といわれます。入社前から自己分析を重ねるなど社会活動に積極的だった若者ほど、この静かな停滞感に耐えられず、2~3年で職場を離れるケースも見られます。
彼らは、怠けたいわけでも、好き勝手な働き方を求めているわけでもありません。ただ、自分の将来を考えたときに、「この環境がキャリア形成の推進力になり得るか」という感覚に敏感なのです。
特に最近ではパワハラ防止や残業規制に熱心な職場が多く、居心地は良く心理的には安全だが、キャリア的には不透明。このギャップが遠心力となり、優秀な若手をじわりと外へ向かわせているのでしょう。
もし、あなたが働いている職場を「ゆるい」と感じているのなら、そのゆるさについて、率直に上司や先輩へ話してみることが必要かもしれません。
以前、大手企業に勤めている若手社員の「覆面座談会」を聴講したことがあります。その際に、若手社員たちはこんな発言をしていました。
「上司から、なんだか親戚の子供みたいに気を遣われ、丁重に扱われている」
「成長に必要な指摘は、言い方は配慮してほしいが、言うこと自体を遠慮してほしくない」
「何の指摘もないと、自分がやっていることが正しいか、間違っているかも分からず不安になる」
「この環境にいると、スタートアップで鍛えられている同世代に後れを取り続けそうな怖さがある」







