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不確実性の高い時代といわれる。そうした中で組織を率いるリーダーは新しいビジネスに挑戦し、結果を出さなければならない。成功できるリーダーとはどんな人なのか。
ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏、「宅急便」生みの親である小倉昌男氏の考え方から学ぼう。(やさしいビジネススクール学長 中川功一)
孫正義が大切にした
経営哲学とは
新しいことへの挑戦は、不確実性を伴う。そのリスクとどう向き合うかが、事業責任者に求められる。
ファーストリテイリング代表・柳井正氏はそれを1勝9敗といい、イノベーション研究の開祖シュンペーター氏は、アニマルスピリットだという。
従業員の人生や、投資家や金融機関からの金を預かる者として、新事業にはどういう姿勢で臨むべきか。数多の格言が存在しているが、ここではソフトバンクグループ総帥、孫正義氏の「成功確率7割でゴーサイン」という考え方を紹介したい。
孫正義氏は、著書『孫正義 リーダーのための意思決定の極意』(光文社新書)の中でこのように語る。
とかげも身体の三割、尻尾までなら切ってもまた生えてくる。でも半分まで切ったら、はらわたが出て死んでしまう。リスクを取るのは三割までということです
出典:『孫正義 リーダーのための意思決定の極意』(光文社新書)
出典:『孫正義 リーダーのための意思決定の極意』(光文社新書)
これが、孫氏が新事業に進出するときの判断基準である。
孫氏は、五分五分で戦いを仕掛けるのは「馬鹿がやることだ」という。投資家のお金を、人の人生を預かって、ギャンブルをやるような者に経営者の資格はない。会社の命運を、運に任せてはいけないのだと。







