ただし、「投資のために生活を削る」のはNG
最後に大事な注意点を1つお伝えします。「節税になるから」「将来のためだから」と言って、生活費や緊急時の備えまで削って投資に回すのは本末転倒です。
昨今は「NISA貧乏」という、将来の不安から無理をしてNISAに過度な積立投資を行い、現在の生活費が圧迫され困窮する状態を指す造語が話題となっています。
社会人になると、突然の病気や転職、引っ越し、冠婚葬祭など、予期せぬ出費は何かと多いものです。まずは手取り月収の3〜6カ月分を「生活防衛資金」として現預金で確保。そのうえで、無理のない金額(月1000円からでも構いません)から始めるのが王道です。無理に多額の投資をして途中で息切れになるよりも、少額でも長く続けることのほうが何倍も効果があります。
最後にもう一度だけまとめます。入社1年目に押さえるべきは、たった3つです。
その1:毎月の所得税は仮払い
年末調整で精算される。控除を使えば戻ってくる
その2:住民税は1年遅れでやってくる
2年目の6月、手取りが減ることを覚悟しておく
その3:時間という最強の武器を活用する
NISAやiDeCoは若いうちに始めるほど有利。ただし無理は禁物
給与明細を読めるようになることは、お金のリテラシーを身につける最初の一歩です。毎月の給与明細をじっくり眺めて、そこに並ぶ数字の意味や変化に目を向けることで、世の中のお金のしくみが理解できるようになっていきます。







