【知らないと損】「思ったより手取りが少ない?」入社1年目が絶対に知っておくべき“税金のルール”写真はイメージです Photo:PIXTA

物価や家賃は上がる一方なのに、給与明細を見ると税金や社会保険料がずらりと並び、手元に残るお金は想像よりなぜか少ない――。こうした「見えにくい負担」の仕組みを知らないまま社会人になると、2年目以降に手取りが減って困ったり、本来なら戻ってくるはずの税金を取り逃したりしかねません。この記事では、元国税専門官でライターの筆者が、給料から天引きされる税金のルールや、2年目の「住民税ショック」など、新社会人が絶対に押さえておきたいポイントを解説します。(元国税専門官 小林義崇)

給与明細がよくわからない…「思ったより手取りが少ない」のはなぜ?

「初任給22万円」と聞いていたのに、銀行口座に振り込まれていたのは18万円ちょっと。残りの4万円弱はどこに消えたのか――?

 新社会人になった人が初めての給与明細を受け取る5月、謎の差額に戸惑う人が少なくないでしょう。

 給与明細をよく見ると、学生時代のアルバイト代とは違って、細かい数字が並んでいることに気がつくはずです。「健康保険」「厚生年金」「所得税」など、色々なものが差し引かれています。

 実はこの数字の意味を理解することが、その後の手取り額に影響します。知らないままでいると、来年さらに手取りが減ってショックを受けたり、本来戻るはずのお金を取り逃がしてしまったりしかねません。

 ただ、過度に恐れる必要はありません。入社1年目に押さえるべきポイントは、たった3つだけです。順番に説明していきましょう。