とはいえ、夏・秋どちらの模試も結果はC判定。個人的には基礎事項の学習は高2の間に終わっていないと、一般も見据えた受験計画を立てるのは、難しいように感じます。
本番の面接は東京・本郷キャンパスで行われます。僕は母同伴で試験当日の2日前に上京しました。ホテルは本郷三丁目駅近くで、受験会場の下見も歩いていける距離。ホテルにこもりきりで、たまに図書館へ出向きつつ、面接に備えて経済学に関する勉強をしていました。
面接までは2時間待つと言われていましたが、結局4時間も待たされました。一応目安の時間はあったようですが、他の受験者の話と併せて考えると、先生方もあまり制限時間を気にされていなかったのかもしれません。
午後の部だったからお腹はいっぱいでしたが、とにかく緊張をほぐすために飲み物をたくさん飲みました。
次々と出題される数学の難問
手応えがないまま面接が終了
ようやく最後に、僕の番が回ってきました。室内に入ると、先生が3人座っていて、僕が座る椅子の傍らにはホワイトボードが。3人のうちひとりはファシリテーターで、ニコニコ優しそうな方でしたが、あとの2人はずっと仏頂面で、親しみにくい感じでした。先生たちは明らかに疲れた様子でしたが、少なくとも午後の間、4時間もぶっ通しで話されていたのですから当然ですよね。
まずは「なんの教科が好きなの?」とか「東京まで飛行機はどれくらいかかった?」とか、リラックスさせるための世間話。次に志望動機でしたが、こちらもサラッと「ゲーム理論やりたいんだね~」と流されて終わりました。
じゃあ何が始まるんだと身構えていたら、数学の問題がどんどん出題される状況に。最初は簡単な微積の問題から入りましたが、だんだんと難しくなっていき、「導関数を積分したら、なぜ原始関数になるのでしょうか?」とか「y=√(X二乗+1)のグラフを書いて」とか、徐々にわからなくなっていきました。
ひとしきり説明をして、詰まった段階で質問が飛んできたり、時には誘導されたり、本当にこれが正しい道なのかわからないまま進んでいるから、当時は内心恐ろしくて仕方なかったですね。絶対値のグラフとか、導関数から原始関数に導くとか、色々言われてもパニックですから。
『東大推薦 合格の秘訣 Vol.01 2026』(東大カルペ・ディエム編、笠間書院)
ただ、どうやらこれはわからなくてもセーフだったようです。別の理系から経済学部に進学した推薦生は先ほどの問題がすべて解けたようですが、その先がどんどん出題されていき、最終的には大学数学の範囲まで問われたといいます。
数学の問題が終わったあとには、少し経済学っぽい話題も問われました。僕はゲームが好きだと自己紹介していたからか、「PS5の品薄はなぜ起きたのでしょうか?」と聞かれましたね。
全体的に頑張って答えましたが、正直のれんに腕押し。「あぁ、落ちたな。しょうがないから、一般受験で頑張ろう」と腹をくくってから帰りました。
それだけに後日、合格通知をいただいた時は本当にうれしかったですね。共通テストが終わって、燃え尽きかけていた時期だったので、「もうこれ以上勉強しなくてもいいんだ!」と解放感を味わいました。







