他人の評価よりも
自分の納得感が大事

 人にどう思われようが、関係ない。

 僕はそういう性格です。

 相手が上司だろうが、先輩だろうが、

「こんなこと言ったら、悪く思われるんじゃないか」

 と心配して口をつぐむようなことは、若い頃からほとんどありませんでした。

 数年長く生きただけの先輩と僕の考えに、天と地ほどの差はないはずだろうと思っていましたから。

 反骨精神というのかな。そういう態度は、子どもの頃から変わらないんですよ。

 忘れもしない、小学5年の秋にやっと出してもらえた野球の試合。

 点差が開いて負けている局面のワンアウトで立った打席で、監督の指示は「バント」。

 え?それじゃ勝てないだろう?と思ってバットを振ったんです。

 監督に呼ばれて「お前、サインを見間違えているぞ。バントだ」と言われたけれど、「おかしくないですか?」と口答えしてね。「いいからやれ」という指示も聞かずに、思い切り振っちゃって空振り。

 戻ったらビンタを張られて、以来一度も試合に出させてもらえなかった。

 けれど、後悔はしなかったですね。

 やっぱり自分自身が納得できないことだけは絶対にしたくない。

 自分に対して恥ずかしいことは、誰に何を言われようがやりたくない。

 そういう気持ちが強いんでしょうね。

「準備万端の日」なんて
一生来ないと思ったほうがいい

 野球の試合を観ていると、その選手がヒットを打てるかどうかは、打席に立つ前からわかります。

 ウェイティングサークルからバッターボックスに行くまでの間に、不安を背負っているような感じが見えたら絶対にダメ。

 あれこれ考えたってしょうがない。無心になって、思い切りバットを振る。

 結果はどっちにしても3回に一度の確率程度のヒット。

 野球は打席が回って来るけれど、仕事や日常生活では打席のタイミングは自分で決めなきゃいけないことのほうが多い。

「まだ早過ぎる。準備ができていないから」なんて言っていたら、いつまで経っても打席に立てない。