ブランド価値ランキングブランド価値の成長率が高い企業は?

今年4月、日本最大級のブランディング会社インターブランドジャパンは、日本企業のブランド価値評価ランキング「Best Japan Brands 2026」を発表した。ランキングを基に、企業のブランド価値が成長した理由を分析する。(DiamondWEEKLY編集室)

ランキングトップ100社の
ブランド価値総額は3189億ドル

 インターブランドジャパン(東京都港区)は、ブランドの持つ価値を金額換算する独自のブランド価値評価の手法を用いた、日本発のブランドを対象としたブランド価値ランキング「Best Japan Brands 2026」を発表した。今年で18回目の発表となる。

 今回のランキングは、グローバル企業のブランド価値ランキング「Best Global Brands」と共通の評価方法を採用しており、グローバルのリーディングブランドと日本ブランドの価値を同じ基準で比較している。それにより、世界基準でビジネスの資産としてのブランド価値を考察している。

 また、ブランドが顧客に提供する価値だけでなく、現在と未来の社会に対する役割や責任に関する活動の評価として、環境・社会・ガバナンス(ESG)データを導入、分析している。

 ランクインした全100ブランドの個別の対前年成長率の平均は+1.0%(昨年は+4.6%の成長)、ブランド価値総額は3189億ドル(前年比+1.5%、昨年は同+7.7%)となり、コロナ禍明けから毎年+5~7%で伸び続けていたブランドの成長が初めて大きく鈍化した。この傾向は、2025年10月に発表された「Best Global Brands 2025」の+4.4%と比較しても低い数字となっている。

 トランプ政権による関税強化や地政学リスクの高まりを背景に、世界ではサプライチェーン再編が加速している。こうした環境の中、日本企業は「国内需要の強化」と「海外依存リスクへの対応」の間で難しい経営判断を迫られており、ブランド価値の変動幅も例年以上に大きくなった。

 実際、ブランド価値が2桁成長したブランドは25、逆に2桁のマイナス成長となったブランドは24に上り、これまでにないほど二極化が進んでいる。

 以下、日本ブランドランキングベスト100のデータを基に、企業のブランド価値が成長した理由を分析していく。ブランド価値が急上昇した日本企業はどこだろうか。