優勝経験がある8カ国はみな、長い試行錯誤の末に自分たちだけの答えにたどり着いた国々。では、日本の特徴は何か Photo:SANKEI
サッカー・ワールドカップが開幕。約100年の歴史の中で、優勝国は8カ国しかない。日本が9カ国目の優勝国になる可能性を秘めていると、元プロサッカー選手、スポーツジャーナリストの中西哲生氏は言います。『日本サッカーはどこまで強くなるか』(青春出版社刊)から、日本人サッカー選手と日本代表チームの魅力と可能性について、抜粋して解説します。
サッカー・ワールドカップの優勝国は8カ国のみ
ワールドカップで優勝を果たした国は、ブラジル、ドイツ、イタリア、アルゼンチン、フランス、ウルグアイ、スペイン、イングランド。この8カ国だけです。
1930年に第1回大会が開催されたサッカー・ワールドカップは、過去約100年の歴史を持ちます。その中でたった8カ国しか優勝をしたことがない事実は、改めてワールドカップ優勝の難しさを物語っているのではないでしょうか。
内訳を見ると、複数回優勝している国はそのうちの4カ国。サッカー王国・ブラジルが5回、ドイツとイタリアがそれぞれ4回、アルゼンチンが3回。フランスとウルグアイが2回ずつ、サッカーの母国・イングランドと、無敵艦隊・スペインでもワールドカップの優勝回数となると1回ずつという結果になります。
みなさんご存じの通り、サッカーは世界で最も広く愛されている競技です。国際サッカー連盟、FIFAに加盟する国と地域は、国連の加盟国数193を大きく上回る211。欧州、南米では、その国で最も人気のあるスポーツとして不動の座を守り続けていて、国技とする国も少なくありません。世界中の国々が情熱を注いでいるにもかかわらず、頂点に届いた国はわずかに8カ国しかないのです。







