壁にもたれかかって空を見上げるシニア男性写真はイメージです Photo:PIXTA

「定年後は何をしたいですか?」そう聞かれて、答えに詰まる50代は多い。若い頃は確かにあったはずの「やりたいこと」が、いつの間にか見えなくなっているのだ。長年、会社や上司の期待に応え続けるうちに、“自分の希望”を後回しにしてきた人ほど、その傾向は強い。では、どうすれば「本当にやりたかったこと」を取り戻せるのか。1万人以上のキャリアを見てきた筆者が、自分の原点を掘り起こす「14の質問」を紹介する。※本稿は、エマメイコーポレーション代表取締役の大塚 寿『50歳からは、「これ」しかやらない』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。

50代になると見えなくなる
「自分がやりたかったこと」

 自己分析というと「自分の強みを見出す」ためにやることが多いが、50代でやるべきは「自分の原点」を見直すことだ。

 若い頃は誰だって、「あれもしたい」「これもしたい」という夢や希望があったはずです。

 しかし、仕事において、すべてが自分の希望通りに進むことは、そう多くありません。むしろ、やりたくない仕事をずっとやらされていることのほうが多かったという人もいるでしょう。

 そのような会社人生を送っているうちに、「自分は一体、何をしたかったんだろう」という問いに答えられなくなる人が非常に多いのが現実です。

「自分の希望」という思いを心の奥底に沈め続けていたため、いざ、引き上げようとしてもピクリとも動かないのです。

 このままでは残りのビジネスパーソン人生を有意義に過ごすことも、定年後に理想の再就職先に巡り合うことも難しいでしょう。