アンソロピックのダリオ・アモデイCEO Photo: Jason Henry for WSJ
人工知能(AI)スタートアップの米アンソロピックの4-6月期(第2四半期)売上高は、109億ドルに倍増する見通しだ。爆発的な成長率に支えられ、同社は初めて営業黒字化を達成することになる。
同社は現在進めている資金調達ラウンドの一環として、これらの数字を投資家に開示した。今回のラウンドで、同社の評価額は競合のオープンAIを上回る可能性が高い。この業績見通しは、かつてAI競争で後れを取っていたアンソロピックの目覚ましい成長ぶりを浮き彫りにするもので、AI企業の巨額の支出ニーズが短期的な収益性の足かせになるという定説に一石を投じる。
アンソロピックの1-3月期売上高は48億ドルだった。四半期ベースの増収率は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で好調だったビデオ会議システムの米 ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ や、新規株式公開(IPO)を控えていたグーグルやフェイスブックを上回る。アンソロピックは4-6月期に5億5900万ドルの営業黒字を計上する見通しだ。
アンソロピックが昨夏に投資家と共有した財務データでは、通期の黒字化を達成するのは早くとも2028年以降になると予想されていた。同社は膨大な計算能力(コンピューティング)のニーズに伴い支出拡大を計画しているため、通期で黒字を維持できない可能性がある。なお、営業利益には新型AIモデルの学習コストが含まれており、株式報酬費用は除外されている。







