もし、給料を増やそうと思ったら、勉強して資格を取ったり、仕事で成果を上げて昇進したり、方法はいろいろあります。ただ、今の日本の平均的な賃金上昇率は0~2%程度といわれているので、普通に頑張っても、給料の大幅アップは期待できません。
これに対して、過去10年間における上場企業の、1株あたりの利益の伸び率を見ると、日本は6%、米国は8%となっています。これは、おおよそですが、株式に投資した場合の期待リターンに相当します。
また、名目成長率(過去10年平均の名目GDP〈国内総生産〉)を見ると、日本は1.7%、米国は5.2%となっています。これは債券に投資した場合の期待リターンに相当します。
ここでいう期待リターンとは、その資産を保有したときに長期的に期待されるリターン(1年あたりの平均)のことで、その資産の実力を表しています。
債券より株式に投資したほうが期待リターンは高いですが、株式のほうが優秀というわけではありません。期待リターンのブレ幅が大きい、つまり、債券より株式投資のほうが、年によって収益の増減が激しく、リスクが高いということです。
ここでは、細かいことは抜きにして、「給料を上げるために頑張るより、株式や債券に投資したほうが、リターンが期待できそうだ」と理解していただければ十分です。
そう聞くと、少しは投資をして、資産を増やそうという意欲がわいてきませんか。
とはいえ、頑張っても意味がない、資格取得も昇進もムダだということではないので、その点、誤解なきようお願いします。
頭ではわかっていても
ガチホを続けるのは難しい
なんといっても、投資のコツは長期運用です。短期間で大きく儲けようとせず、リスクを抑えて収益を積み重ねていくことが、投資で成功する秘訣だからです。
資産運用には、大きく分けて、ギャンブル、投機、投資の3種類があります。向き・不向き、得意・不得意はあるでしょうが、どれが良いとか悪いとかではありません。
たとえば、宝くじや競馬はギャンブル、デイトレード(数時間から1日という短期間で取引を完了させる取引スタイル)は投機に分類され、どちらもすぐに結果が出る方法です。一獲千金の夢がありますが、大損をすることもあります。







