人生の停滞期からなぜ抜け出せないのか?
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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「人生が停滞する」原因
「最近、ずっと人生が停滞している気がする」
そんな感覚はないだろうか。
毎日をちゃんとこなしている。忙しくないわけでもない。
それなのに、なぜか前に進んでいる感じがしない。
こういうとき、多くの人は、「もっと頑張らなきゃ」と考える。
だが、ここで見落とされがちなことがある。
人生の停滞期が長引く人ほど、実は「嫌なこと」を避け続けているのだ。
返さなければいけない連絡。
向き合うべき人間関係。
先延ばしにしている問題。
人は、嫌なことを避けると、一瞬だけ楽になる。
だが、その“安心感”のツケは、あとから必ず回ってくる。
嫌なことを避け続けるとツケが回ってくる
まずは、「嫌なことを避け続けるとツケが回ってくる」という事実を理解しよう。
嫌なことを避けてばかりいることには、高い心理的コストが伴う。避けることによって感じられる束の間の「安堵感」のツケは、後で回ってくる。一時的には回避できても、たいていはすぐにまた似たような問題が降りかかってくるからだ。
回避は、心身ともに大きく消耗する。
回避していることについて積極的に考えていなくても、それはたいてい心の奥にひっかかっている。「私はこのことについて考えていない」と思っていても、実際にはそれについて考え続けてしまっている。
嫌なことを避けてばかりいると、今この瞬間に起きていることをありのままに受け止めにくくなる。また、将来について明確に考える力が奪われてしまう。問題への対処がますます難しくなる。少なくとも、問題を正しく認識しづらくなる。
では、どうすればいいのか?
すっきりとした気持ちになるために、「『嫌だけどやるべきこと』に向き合う行動を増やし、避ける行動を減らす」という考えを持つことから始めてみよう。
つまり、人生の停滞期を抜け出すために必要なのは、
「もっと頑張ること」ではない。
むしろ、ずっと避けていたことに、少しだけ向き合うことだ。
返していなかった連絡を返す。
後回しにしていたことを5分だけ進める。
見ないふりをしていた問題を、一度ちゃんと見る。
それだけでも、人は少しずつ前に進み始める。
なぜなら、人生を重くしているのは、「嫌なこと」そのものではなく、
“避け続けている状態”だからだ。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









