米住宅市場は「住宅ローン金利の上昇」以外の問題にも直面している。資材価格の上昇が建設・改修コストを押し上げているのだ。データセンター建設ブームと世界第2位の銅鉱山での操業障害は、銅価格を過去最高値圏に押し上げた。輸入関税と製材所の閉鎖により、木材価格も上昇している。イラン戦争は燃料・化学品市場にショックを与え、樹脂・プラスチック価格だけでなく、石こうボードやセメントなどの資材を工事現場に届けるコストも押し上げている。こうした投入コストの上昇が重なり、米国では住宅がますます「高根の花」になっているという問題に追い打ちをかけている。資材価格の上昇は、住宅建設・改修の基本コストを押し上げるだけでなく、融資金利を押し上げたインフレにも寄与している。