大規模言語モデルの開発は難しい。だが、ロケットを開発するのはもっと難度が高い。著名起業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXと人工知能(AI)開発を手掛けるオープンAIは、新規株式公開(IPO)を目指して競争を繰り広げている。両社はAI市場において、全く異なる独自のビジネスを展開している。両社は激しいライバル関係にある。スペースXのIPO申請と、オープンAIがまもなくIPOを申請するとの報道が伝えられたのは、スペースXの創業者で最高経営責任者(CEO)のマスク氏が、非営利企業として創設されたオープンAIの企業構造が変質したとして訴えた陪審裁判で敗れてからわずか2日後のことだった。その裁判ではオープンAIと同社のサム・アルトマンCEOにとって数々の不都合な事実も明るみに出された。
「ロケット独占」のスペースX、オープンAIとのIPO競争で優位に
最先端AIの開発競争が激化する一方、スペースXの独自性は際立っている
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